Flashはスマートフォン向け検索に不利だとgoogleが明言!スマートフォンサイトを構築する際の注意点

6月11日のgoogleウェブマスター公式ブログでスマートフォン向け検索ランキング変更の説明記事がアップされました。
最近googleもスマートフォン向けサイトの拡充を制作者側に作った方が良いとアピールし「携帯端末に最適化されたウェブサイトの構築方法」や「スマートフォン サイトによく見られるミス」等の記事も公開してきました。

 

そんな中で、スマートフォン向けサイトでの多いミスについて言及しております。

Flashについてgoogleはなんて言っているの?

最も多く見られる設定の誤り、ミスの一つとして「スマートフォンでのみエラーが発生する」コンテンツは良くないと語っています。
その中の一つで、Flashが名指しで指摘されています。

「多くのウェブサイトがデスクトップ環境ではうまく再生できるのにスマートフォン端末で再生できない動画をページ上に埋め込んでいるのをよく見かけます。 例えば、再生に Adobe Flash が必要なコンテンツは iPhone やバージョン 4.1 以上の Android 端末で再生できません。」

googleウェブマスター向けブログ「スマートフォン向け検索でのランキングの変更について」を参照

iphoneやipadは前からFlashが使えないので有名でしたが、ここにきてAndroidの4.1以降はFlashに対応しないとなっています。
どこかでアプリは開発されるでしょうが、よっぽどの事がない限り一般的のユーザーはFlashアプリを入れてまでサイトをみようとはしないですよね。
好きなアーティスト等のサイトをみたいという場合には入れる可能性はありそうですが。

 

最近、弊社でもFlashの受注は減っていますし、Flashの話が来てもjavascript、html5、css3等の代替え案を出しています。
古いブラウザが対応していない場合があるので、制作は大変ですがこのままだとFlashは今後どんどん需要が少なくなっていくのではないでしょか?

注意点1:間違ったリダイレクト

スマートフォンでアクセスした際に、どのページでもスマートフォンのTOPページにリダイレクトするのは間違いです。
訪れた目的のページのスマートフォンページにリダイレクトするのが正しい方法という事です。
検索して訪れた先が全然関係ないコンテンツが掲載されているTOPページだったら意味がないという事ですね。
このような場合は、レスポンシブウェブデザインでのサイト制作は心配する必要がありませんよね。

 

googleウェブマスター向けブログ「スマートフォン向け検索でのランキングの変更について」を参照

注意点2:スマートフォンでのみエラーが発生するページ

1.スマートフォンでPCページにアクセスした時に404ページへとリダイレクトしている場合があります。アクセスしたページのスマートフォンページが表示するように設定する必要があります。

 

2.スマートフォン向けページがない場合はエラーページを表示するのではなく、PCページを表示しましょう。ユーザーエクスペリエンスを考えてもPCページを表示した方がはるかに良いです。

 

3.Googlebot-Mobileの不適切な扱いをしているサイトがあるようです。よくあるミスは、PCページ→ガラケー(フィーチャーフォン)→PCページのループにGooglebot-Mobileがはまってしまうサイトがあるようです。
このような場合、googleはエラーとみなしてしまう事もあるようです。

 

4.上でも書きましたが、Flashコンテンツをうまく再生・表示出来ないページには注意しましょう。iphoneやipadはFlashに対応していませんが、android4.1以降はFlashがサポートされていません。

まとめ

とうとうandroidでもFlashの対応を見送るようにないりました。
html5、css3、javascript等でインタラクティブで動きのあるサイトを作れるようになって来たので、当然と言えば当然の動きだと思います。
でも、古いブラウザに対応させるためには、ガチガチのアニメーションだらけのFLashサイトのようなものを再現するのは難しいです。
それでも、対応するブラウザのシェア率も上がっているので、FLashサイトはどんどんなくなっていくでしょうし、現にあまり目にすることがなくなっています。

 

今後、AdobeはFlashの開発を続けるかが気になる所です。