2年間利用して分かったシェアオフィスのメリットとデメリット

2年間利用して分かったシェアオフィスのメリットとデメリット

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TREVOを立ち上げてから約二年が経ち、スタッフも増えたので事務所を移転する事となりました。これまでは共有スペース型のシェアオフィスで4帖程のスペースを借りていました。

 

私はTREVOを立ち上げる時にシェアオフィスを借りられて本当に助かったと感じています。シェアオフィスのおかげで何とか不安定な起業したての期間を乗り越えて2年間をやってこれたと思います。

 

そこで、シェアオフィスでの二年間過ごしたメリットとデメリットについて書いていきたいと思います。

メリット

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とにかく、立ち上げる時点でどうなるか分からなかったので出来る限り支出は抑える事を目指しました。
もしかしたら全然仕事のない状態が続く事も考えられるので、毎月の大きな支出となる家賃は抑えておきたいというのが当時のTREVOスタッフの考えでした。
そんな中で少しでも貯金が出来れば良いなとも考えていました。

 

敷金・礼金・家賃が家賃が安い

起業する時に直面するのはお金だと思います。出資者がいて資金が潤沢にあれば別ですが、一から自分で起業して事務所を借りたい場合は、敷金と毎月の家賃はバカにならないですよ。
特に毎月のランニングコストとなる家賃は出来るだけ抑える事は重要です。
この部分を抑えれた事は、2年間続けていく中で重要なポイントでした。

 

立地が良かった

借りたシェアオフィスは、大阪市内のビジネス街に近く駅から歩いて5分以内の所にありました。
大阪の梅田へも地下鉄1本で10分程で行く事が可能でした。また、オフィス街という事もあり近くの会社様からのお問い合わせもありました。
シェアオフィスの多くは、市内や都心の便利な場所に多くあるように思います。
やはり、仕事をする上で立地は大切な要素ではないでしょうか?

 

電気代が含まれていた

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これはシェアオフィスによると思うのですが、私たちが借りたシェアオフィスは電気代、水道代が料金に含まれていました。
これは本当に大きかったです。お金の話が多いですが、冷房、暖房、冷蔵庫、パソコン等の電気代は結構かかるので、家賃に含まれていたのは助かりました。

 

オフィス家具が備え付けだった

一から机や書棚等を購入する必要が無かったのは助かりました。起業したての頃はお金がなく、スタッフの持ち出し分もあり、そんなお金の無い中で家具が備え付けであったのは大変助かりました。

 

登記

弊社はまだ個人事業主という形態ですが登記しています。その際に、営業所(所在地)を大阪の市内にする事が出来ました。
先ほども書きましたが、事務所の場所でお問い合わせが来る事もあったので、登記場所を市内に出来たのは大きかったですね。
登記場所自体はあまり見られる事は無いと思うのですが、自宅で営業よりもしっかりと事務所をかまえている事は信用面でも重要だと思います。

 

打ち合わせスペースがある

これはシェアオフィスによると思うのですが、広い打ち合わせスペースが用意されていて来客時にはとても助かりました。
広い机が用意されていたので6人ぐらいでの打ち合わせが可能だったのはとても助かりました。

デメリット

もちろん良い面は沢山有りましたが、予想外のデメリットとなるポイントもいくつかありました。
それでも、お金の無い起業当時はこのデメリットは大した問題ではありませんでしたが書いておきます。

 

共有無線LAN

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フロア共有の無線が用意されていたのですが、セキュリティと一つの回線を共有する事でスピードが下がり、作業に支障が出ました。
そこで、大家さんに無理を聞いて頂き、専用の回線を1本入れさせてもらいました。
シェアオフィスによっては、専用のネット回線を入れる事が出来ない場合はもあるので、この点は注意が必要です。
特に共有の無線環境はセキュリティ上心配でした。

 

データーや資料の管理

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フロアの人達を疑うわけではないのですが、人の出入りが多いシェアオフィスでは、お客様の大切なデータ、資料、自社の判子、印紙や現金等の管理をしっかりとする必要がありました。
TREVOでは、金庫を購入してそこに大切な物を入れるようにしていました。また、大切なデータはPC上に残さずに、ネットワークHDDで全て管理して、帰りに金庫に入れていました。
そこまでしている人が他にいたかは分かりませんが、万が一ハードディスを盗まれたら取り返しのつかない事になるので、管理を徹底していました。

 

雑音

これは仕方のない事なのですが、色々な事務所が入っているの事で電話や会議の会話が聞こえてきます。
これは、自分達も会議やスタッフとの会話をしていたのでどうしようもない事なのですが気にはなりますよね。
そんな時は、ヘッドフォンをして作業するのですが、それでも会話の雑音はシャットアウトできませんでした。新しい事務所では凄く静かなので、それはそれで慣れるのに時間がかかるかもしれません。

まとめ

シェアオフィスで一番怖かったのは、大切なデータや資料の管理ですね。特にデータが消えたり無くなってしまったりすると仕事と信用問題に影響するので管理には凄く気を使いました。
でもそれ以上に2年間、会社を存続させて次の一歩に踏み出す為に体力をつけられた事は凄く大きな事でした。
起業時はお金も無く見通しも甘い状態だったと思うので、そこでコストを削減出来た事を考えれば、上で書いたデメリットなんて大した事ではなかったです。

 

シェアオフィスでインターネットの回線を引く事が出来た事が一番助かったポイントですね。ホームページ制作会社として、インターネット回線は生命線です。
セキュリティ面でも不安が無くなったので良かったです。

 

シェアオフィスでの二年間は感謝の言葉しか思い浮かびません、本当にありがとうございましたと言いたいです。