google の中の人が実際のサイトを基にSEOのアドバイスをしてくれるサイトクリニック

google の中の人が実際のサイトを基にSEOのアドバイスをしてくれるサイトクリニック

20130726001

google でサイトクリニックという実際に存在するサイトを題材にサイトの運営方法や google との相性をディスカッションする企画が行われました。
そのディスカッションの内容を youtube とgoogleウェブマスター向け公式ブログの記「サイト クリニックを実施しました」をまとめてみました。
内容が多かったの、2つの記事に分けて書いていきます。

 

説明動画でされているので、動画をみて頂けるとより詳しく理解できると思います。

 

google がよく質問される事

  • ・重要なキーワードで上位にあがらない
  • ・クリック数が伸びない
  • ・SEO対策でなにから手をつけたらいいかわからない
  • ・「パラリンピック」「障碍者スポーツ」等のキーワードで上位にアップしたい

そこで google が3つのポイントに分けてアドバイスをしています。

  • ・「検索順位」から離れて考えてみる
  • ・ユーザー視点で見直してみる
  • ・ google 検索にも伝わりやすいサイトにする

の3つのポイントからアドバイスしています。

「検索順位」から離れて考えてみる

google の見解としては、いくら SEO 対策を施しても検索経由のユーザー増には結び付かいなのではないかと言っています。
なので、一度「検索順位」から離れて客観的に考える事も大切です。

20130726002.gif
第 5 回 ウェブマスター ハングアウトより 参照

 

診断の応募があったNPO法人の「みんなのことば」のサイトを例に説明しています。
幼稚園などに出張コンサートを届ける活動をしているNPO法人です。このサイトをユーザーは、どんなきっかけで、どんな理由で訪れるか?という所から考えていきます。
google は、きかっけが無ければ検索をする事はないので、まずはきっかけを考えなければ検索数を上げる事は出来ないので、流入をデザインする事が大切だと言っています。

 

では、どのように訪問者を増やすかという点では

  • ・オフラインで名前を広める
  • ・名前を分かりやすく言いかえる

※「来るコンサート」という項目を分かりやすく「幼稚園などへの出張コンサート」に変えるの二通りの方法が考えられます。

 

20130726003.jpg
第 5 回 ウェブマスター ハングアウトより 参照

 

NPO法人「パレット」のサイトの場合
このサイトでは沢山の動画を配信しています。より多くの人にこの動画コンテンツを診てもらうためにyoutube等のサービスに動画を投稿する事をお勧めしています。
特にyoutube等では、動画の共有も簡単に出来るので口コミという面でのポイントをあげています。

  • ・他のサイトでも動画を使える等にする
  • ・動画サービス上にアップロードする

動画経由で興味を持ってもらうきっかけを作る事で訪問者を増やすという方法が考えられます。

 

という事で、検索エンジンだけに頼るのではなく、オフラインイベント、口コミ、ソーシャルメディア等をうまく活用する事で訪問者数を増やすという事が大切だと google は考えています。
seo対策に目が行きがちですが、いかにして名前や存在をユーザーにどう届けるかがポイントとなってきます。

 

20130726004.gif
第 5 回 ウェブマスター ハングアウトより 参照

 

ユーザー視点で見直してみる

ユーザーがどのような気持ちで検索をしてくるかを考えてみる事が大切です。自分で、サイトに訪れてほしいユーザー像を想像して、ユーザーの立場に立ってどのように検索するか考える事が大切です。

 

20130726005.gif
第 5 回 ウェブマスター ハングアウトより 参照

 

  • 団体名?
  • 代表の名前?
  • プロジェクトの名前?
  • ボランティア?
  • 寄付?
  • サービスの受給?
  • 地域?

等の検索の幅を知る事が大切です。

 

ウェブマスターツール等で検索されているキーワードやクリック率等のデータをしっかりと分析する事が大切です。

 

トジョウエンジン」という途上国の情報を発信しているサイトを例にすると、こちらのサイトでは

  • ・途上国メディア
  • ・途上国ブログ
  • ・途上国ウェブマガジン

等、サイト内で複数の名称でサイトを呼んでいるので、名称自体を統一して評判の分散に陥らないようにする事が大切だと言っています。

 

NPO法人の「SHARE」のサイトでは、最近団体の代表がテレビで取り上げられたので、代表の名前での検索が増える事が想像できるので、代表のページを用意する事が大切です。
こちらのサイトでも、急遽ページを新設したそうです。
ユーザー目線で、ページを新設する際には検索エンジンに登録されるまでに時間がかかる事があるので、

  • ・サイトマップを送信してサイトの状況を google 側に伝える
  • ・必要なページは事前に準備しておく

の二点が大切なポイントとなります。

Google にも伝わりやすいサイトにする

ユーザー視点が第一ですが、サイトを作成した時点でしっかりと google にも伝える事が大切です。ここでやっと普段皆さんが行っている SEO対策の部分となります。
この部分に関しては、説明多かったので来週の月曜日の記事で詳しく説明します。
気になる方は、動画を先にみて頂ければ確認できます。

まとめ

SEO対策って、検索の順位に目が行きがちですが内容や、ネットとは別の所での口コミや宣伝も大切だという事ですね。
そして、コンテンツの内容が良くなければいくら検索でサイトに来てもらっても意味がないですよね。
来週は、google にも伝わりやすいサイトにするという項目をまとめていくのでよろしくお願いします。